PENとLiFE*で過ごす一日 of PENで散歩! LiFE*でフォトシネマ!

OLYMPUS×デジタルステージ×ビデオSALON スペシャルコンテンツ

AM10:00 鎌倉駅に集合



03a.jpgE-P1を片手にいざ、撮影開始! 今回持ってきたのは、カメラとパンケーキと標準ズームレンズ、NDフィルターのみ。身軽な装備で撮り歩けるのがE-P1の魅力だ。

OLYMPUS PEN E-P1とは

PEN-EP-1.pngOLYMPUS PEN E-P1
◎ボディのみ(実勢価格9万円前後)
◎レンズキットM.ZUIKO DIGITAL ED14-42mm F3.5-5.6(実勢10万円前後)
◎パンケーキキットM.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8+光学ビューファインダー(実勢11万円前後)
◎ツインレンズキット(実勢価格13万円前後)

シルバーボディに革張りというオーソドックスなカスタマイズか、白ボディを自分色に染めるか、いろいろなアレンジを楽しみたくなるのもPENの魅力。カメラ内手ブレ補正やアートフィルター、HD動画撮影機能、画像素子のゴミ除去機能、電子水準器も搭載。A4程度までのプリント、PCモニターでの鑑賞では気になる点はない。カメラを大画面テレビにつないで鑑賞できるHDMI端子もついている。製品の詳細はこちら



AM10:10 パンケーキと標準ズームで鎌倉の街を撮りまくる



09nb_P9245086_169.jpg09nb_P9244865cのコピー.jpg普段は薄く軽い17mmパンケーキレンズと組み合わせて使っていることが多く、この組み合わせが、自分が動きながら気になる風景を切りとっていくスナップ撮影には適している。動画を撮影するときは、ズームレンズで画角の変化を生かすこともある。また、E-P1はマイクロフォーサーズ規格を採用しており、基本のアスペクト(縦横比)である4:3以外にも様々なアスペクトの写真を撮影することができるのも特徴。

09nb_P9245030_32a.jpg09nb_P9245169c.jpg◎写真左/アスペクト比6:6(トイフォト) ◎写真右/アスペクト比16:9(ラフモノクローム)◎写真左/アスペクト比4:3(ポップアート) ◎写真右/アスペクト比3:2(ファンタジックフォーカス)





PM0:10 アートフィルターで味わい深い動画を狙う


動画撮影時にもアートフィルターが使えるのがPENの隠れた魅力。 AVI Motion JPEG(30fps)、音声はリニアPCM録音(WAV形式)ステレオ方式で記録できる。「ラフモノクローム」や「トイフォト」ではフレームレートが少なくなるが、被写体によっては逆に味わい深い効果を狙える。

PM4:00 撮影が終わったらお茶を飲みながら撮影データを
パソコンに取り込む

23.tif撮影後にパソコン内に撮影データを読み込むことからはじめる。読み込んだデータの中から使用カットを20~40枚程度セレクトして、写真やムービーはフォルダごとにソフトに読み込むことになるので、個別フォルダにデータをコピーしておくと後の作業がやりやすくなる。

LiFE* with PhotoCinema 3とは

LiFEa.png◎写真右/デジタルステージ LiFE* with PhotoCinema 3 PremiumウェディングBOX(19,800円) ◎写真左/デジタルステージ LiFE* with PhotoCinema 3(12,800円)

写真を映画のように観るフォトシネマ(スライドショー)作成ソフト。多彩なデザインテンプレートをプリセットし、2002年にグッドデザイン賞金賞を受賞。今回のバージョンから『おまかせシナリオ』機能が加わり、写真と動画を組み合わせて、ストーリー性あるフォトシネマが誰でも簡単に作れるようになった。ウェディングボックスには結婚式・披露宴に適したシナリオとスタイルが多く追加されている。DSオンラインストア限定で全種類のデザインテンプレートを収録したお得なパッケージが発売中(おすすめ)。
製品の詳細はこちら




PM4:10 フォトシネマに使う
写真と動画、BGM、スタイルを選ぶ



25a.jpg24a.jpg画面の指示に従いながら、使用する写真や動画をソフトに読み込んでいく。 BGMは元々ソフトに内蔵されている楽曲の中から選べるので安心。曲の長さでスライドショーの長さも決まるが、この長さは任意で調整できる。著作権フリー音源なのでWEBなどにそのままアップできるのもうれしい。また、今回のバージョンから動画にも対応しており、最大3本各30秒までの動画をスライドショーに織り込むことができる。E-P1の動画形式であるMotion JPEGのHD動画にも対応しており、撮った動画もそのまま読み込める。

26a.jpg写真左上/ムービー、音楽、スタイルの選択画面 ◎写真右上/動画の長さを調整する画面 ◎写真下/曲の長さを調整する画面 





PM4:30 おまかせシナリオでフォトシネマ作成



27a.jpg28a.jpgおまかせシナリオを選択すると、タイトルの設定、メインビジュアルとなる決め写真、動画の選択、デザインスタイルを選択するだけで、ソフトが自動的にフォトシネマを作ってくれる。映画のようなエフェクトもかかり、あっという間に感動的な作品が完成。




29a.jpg30a.jpg31a.jpg32a.jpg33a.jpg実際に出来たフォトシネマはこちら





34a.jpg最後の仕上げの工程。フォトシネマ再生画面、右下中央のボタンをクリックすると全画面表示で確認できる。「じぶんモード」に切り替えれば、後から好きな位置にテロップを入れたり、写真やスタイルを変更したりといった微調整も可能。


PM4:50 YouTubeで共有



35a.jpg赤い「あげる」ボタンをクリックすれば、YouTubeへのアップロードを手助けしてくれる。事前にYouTubeのアカウント(無料)を取得しておく必要があるが、HD画質で直接アップロードができる。






PM5:30 オリジナルDVDを作って家族や友達にプレゼント



36a.jpgオリジナルDVDの作成もサポートしてくれる。バンドルされているDVDライティングソフトを使ってDVDを作成。ウェディングボックスではパッケージデザインも12種類から選べるので、 内容に合わせて変えてみよう。


















◎テキスト/写真家・佐々木啓太

持つ喜びと撮る楽しみに
溢れたE-P1

 小型軽量ボディにデジタル一眼カメラの高画質を詰め込んだ「OLYMPUS PEN E-P1」(以後、PEN)は、そのデザインから目を引く。軍艦部(カメラの上部)の微妙な凹凸やカーブは金属をハンマーでたたいた時代を思い起こさせ、どこか懐かしい雰囲気に溢れている。
 このデザインは見た目だけでなく実用的にも優れていて、撮影中だけでなく移動中の持ち運びにも微妙な凹凸が、ほどよく引っかかり、妙に力むことなくカメラを支えたり握ったりできる。私は手が少し大きいほうなので、小型のカメラではどうしても指が余って窮屈さを感じることがあるが、PENは無理なく持つことができた。
 デザインだけでなく忘れてならないのが、 6種類の「アートフィルター」と呼ばれる機能で撮影時の気分に合わせて選ぶ楽しさがある。パソコン上で画像処理ソフトを使えばいくらでも作れると思うかもしれないが、それなりの知識と時間を要するので、フィルターを選んでシャッターを押すだけの気軽さは魅力的だ。
 それからオリンパス製の専用レンズはパンケーキと標準ズームの2本だが、同じマイクロフォーサーズ規格のレンズやマウントアダプターを使うことで同社フォーサーズ規格のレンズやオールドレンズなど、様々な種類のレンズが使えるのも魅力の一つだ。
 PENはライブビューと呼ばれる撮像素子からの画像をそのまま液晶に映し出す技術を採用している。このおかげでアートフィルターの効果をその場で確認しながら撮影できる。今回紹介する「LiFE With PhotoCinema(以後LiFE)」を使ったスライドショーで静止画と動画を組み合わせる時にもイメージを統一しやすい。
 撮影はコンパクトなボディに薄型の17 mmパンケーキレンズや小型の標準ズームレンズをつけて、歩きながら気になる風景に目を向ける。アートフィルターを使うだけで、ありふれた風景が作品風に早変わりするので、動画も組み合わせてできるだけたくさん撮っておこう。細かい写りは、既にどのメーカーもある程度のレベルに達しているので、これからは撮影をいかに楽しめるかもカメラ選びのひとつのポイントになると思う。

おまかせでもいいし、
自分で作りこむこともできる

 撮影が終わったら、いよいよLiFEでフォトシネマ作り。撮影したなかからお気に入りの写真や動画を選ぶだけで後はソフトが自動的に素敵なフォトシネマを作ってくれる。はじめてでも画面の指示に従っていけば、あっという間にフォトシネマができるので、肩の力を抜いてはじめられる。また、細かく自分で作りこみたいという人のためにも「じぶんモード」が搭載されており、編集することもできる。
 YouTubeへのアップロードもソフトがサポートしてくれるので安心だし、オリジナルDVDを作って完成したスライドショーを離れている家族や友人にプレゼントすることもできる。自分の写真がいつもより上手く感じられるスライドショーの魅力を、PEN+LiFEの組み合わせで存分に試すのがこの秋のおすすめだ。


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筆者プロフィール:佐々木啓太。街角写真家。1969年兵庫県生まれ。オリジナルはプリントに限るが持論。10月26日から11月7日まで東京・神田にある日本橋ナンワギャラリー(http://www.nanwagallery.jp/)で個展を開催。街角スナップを中心に、調整を加えた大判オリジナル作品を展示。
佐々木啓太さんの公式HP